水道代の節約

湯船にふたをする

水道代を節約するための方法としては、まず家庭で最も多く水を使用するお風呂場での工夫がおすすめです。

毎日の入浴でお湯を貯めて入る人も多いことと思いますが、この時にいちいち家族でお湯を入れ替えしているとかなりの水道代がかかります。

よくお風呂でかかる光熱費を節約するためにお湯を残して入浴をし、翌日に沸かし直しをするということをしている人がいますが、これは結果的に節約にはなりません。

お風呂場での節約をしていくためには、まずは家族ができるだけ連続をして入浴するようにして、余計な沸かし直しをしないようにすることが一番です。

お湯を入れ替えするときには水を入れ替えてさらにガス代もかかってしまいますが、沸かし直しをする場合と比較して、湯沸かし器を使ってお湯を注ぐ方が総額として結果的に光熱費がお得になります。

シャワーヘッドを交換する

お風呂で節約をするなら、使用している器具を交換するというのもおすすめです。
特にタワーマンションなど高層階に住んでいる人にとっては、シャワーの水圧の低さが気になることもあることでしょう。

水圧の低いシャワーの場合、長く水を流す必要があるため、余計な水道料金がかかってしまいます。

節水用のシャワーヘッドはホームセンターやネット通販などで販売されており、ホースの規格が適合すれば簡単に取替えをすることができます。

シャワーヘッドの中には節水作用の他に低水圧を高圧にしてくれたり、複数のタイプのシャワーが使えるようになったりという機能がありますので、取替をすることで毎日の入浴タイムを楽しくしていくことができます。

取替をする時にはまず現在使用しているシャワーのメーカーと型式を確認して、適合表を見ながら使えるものを探していきます。

もっとも国内のシャワー規格はメーカーが異なっていてもほとんど同じになっていますし、取り替え用シャワーヘッドはパッキンや金具を入れ替えることで複数のモデルで使えるようになっているので、それほど難しい作業ではありません。

気になる実際の節水効果ですが、4人家庭での使用ならだいたい月額700円前後の節約になるということが分かっています。

シャワーを使用するときには水だけでなくガス料金も同時に発生しますので、それらを合計すると年間での光熱費消費量は相当削減をすることができます。

一方でそれほど節水効果がないのが、ペットボトルなどを使用した方法です。
よく湯船にためる水量を減らすためにペットボトルを沈めてその中に入るという方法が紹介されていますが、こちらは実際に試してみても、それほど画期的な節約方法にはならないようです。

またトイレにおける節水も10年以内くらいのタンクなら既に内部に節水作用があるので、余計な用品を使用する必要はありません。